熊本黒皮かぼちゃ
ウリ科
カボチャ(東洋種)
出荷時期
2月~6月
黒皮の特長ある外観を持つ。熊本の風土によく合う野菜で、名前の通り外観は黒い。形くずれをせず、和食との相性もいい。

おいしさから高級食材として人気




 3月初旬、黒皮かぼちゃの収穫が始まります。熊本市富合町の水田に囲れた栽培ハウスで黒皮かぼちゃがつくられています。中をのぞくと、表面にごつごつした溝がある小ぶりの黒いかぼちゃが、1個1個ていねいに針金で吊り下げられています。
 黒皮かぼちゃは日本かぼちゃの仲間です。日本かぼちゃが、日本に渡来したのは江戸時代。ポルトガル船によって大分に運ばれ、カンボジアから来たと伝えられたことで、「カンボジア」がなまって「かぼちゃ」と呼ぶようになったといわれています。熊本ではポルトガル語の「アボブラ」から「ボウブラ」とも呼びます。
 黒皮かぼちゃは、水分が多く甘味みは少ないが、果肉がきめ細かで軟く、煮くずれしません。そのために、高級食材として料亭などで使われています。
 農家のご主人は「最初は露地栽培でしたが、25年ほど前にハウス栽培を始めました。多いときは富合地区だけで30戸ほどが作っていました」と話します。
 11月中旬に種を採り、12月中旬ハウス内に植え付けます。翌年の2月に黄色い花がつき、それから40日ほどで実ります。1株から7、8個ほど収穫します。「芽かきをして、一つ一つ交配し、針金で吊してと、手間をかけんと、よかカボチャはできません」とのこと。
 かぼちゃが熟れてくると、ヘタが黄色くなります。表面も濃緑色から黒くなりツヤがなくなります。うっすらと白い粉が吹いているのは完熟のしるしです。
 栽培農家では「安心して食べてもらえるように安全な栽培を心がけ、甘が増すように有機肥料もいろいろやります。うまか黒皮かぼちゃを作らんとね」と語ってくれました。



ひご野菜のこんだて


熊本黒皮かぼちゃの煮物

熊本黒皮かぼちゃのスープ
【関連ホームページ】
2012年02月27日更新