熊本赤なす
ナス科
ナス
出荷時期
2月~6月、9月~11月
皮が赤く、実は軟らかくて種やアクが少なく食べやすい。普通のなすと比べると長くて大きい。甘味があり焼なすがおいしい。

熊本独自の赤紫色の太いなす

 熊本赤なすは、大正時代から熊本で栽培されている熊本特産のなすです。熊本赤なすを作り続けて50年ほどになる栽培農家を訪ねると、ご主人と奥さんが赤紫色に輝く太く実ったなすをやさしくつまんで、へたをハサミで切り、ていねいにカゴに入れています。
 熊本赤なすは、長くて大きいのが特徴です。大きいものは長さ30㎝、太さ10㎝ほどになります。肉質は柔らかく弾力性があり、種やアクが少なく甘くておいしいと、消費者に根強い人気があります。
 収穫時期は春秋です。春収穫は9月25日ごろに種をまきます。11月10日ごろ芽が出たら、なすの台木に接ぎ木し、仮り植えします。そして12月10日ごろになって畑に植え付けます。株4本仕立たてにし、芽かきをして支柱を立てます。収穫期は翌年2月から5月いっぱいまで。秋なすは8月10日ごろに畑に植え付け、9月から11月いっぱいまで収穫します。また、冬期にビニールハウスを暖房することで10月から翌年6月までの収穫も出来るようになりました。
 栽培農家かのご主人は「赤なすは葉が大きいので、葉かきをしなければ日光が当たらない部分が白っぽくなってしまう」とのこと。赤なすはほかのなすより手間が掛かるといいます。
 ここでは父親の代からの赤なすの種を守り続けています。3月になると、種を採るための苗を10本ほど選び出し、近くにほかのなすがない所に植え付けます。「なるべく自然な状態で種をとるようにしているので、ほかのなすと交配しないように気を使います。50年作り続けているので、赤なすづくりには自信を持っているし、やっぱり赤なすが一番おいしい」と胸を張ります。近年熊本赤なすの品質をより良くするため品種改良が進み「ヒゴムラサキ」と言う品種が熊本県で作られ熊本市内でも栽培が広がっています。


ひご野菜のこんだて


熊本赤なすのカポナータ

赤なす巻きの甘酢かけ

赤なすのオーブン焼き
【関連ホームページ】
2012年02月27日更新