ひともじ
ユリ科
ワケギ(熊本ではひともじ)
出荷時期
11月~5月
一般的なわけぎと異なり、茎の根元が膨らみ、30〜40cmに育ち緑が濃く、たくさんの株に分かれる。良い香
りと上品な風味があり、薬味などで重宝する。

小ねぎとはひと味違う香りと風味

 ひともじは香りがよく、上品な風味があり、薬味などで重宝します。小ねぎと似ていますが、小ぶりで根元からたくさん株が分かれ、球根で増えるところが違います。サッとゆでて酢みそで食べる「ひともじのぐるぐる」は代表的な郷土料理の一つです。
 ひともじの旬は3月中旬と11月中旬の春と秋の2回です。寒くなるほどおいしくなり、霜にあたると甘みが増すといいます。秋に収穫するものは9月に植え付けます。球根の先端が出るくらい浅く植えます。球根を1つか2つ植えると、分けつして15本以上に増えます。春先は30本以上になるといいます。
 秋は10月下旬から年内いっぱいまで収穫が続きます。春に収穫するものは10月中旬から植え、11月から翌
年5月上旬まで収穫します。
 主に熊本市西部の水田や畑でビニールハウスなどでひともじを栽培しています。有機肥料をやると育ちがよく、分けつも順調に進みます。ひともじの茎は球根の特徴で膨らんでいます。
 それに対し小ねぎの茎くきは一本の棒状です。ひともじの球根はほとんどが自分の家で育てる“地ダネ”です。球根には白と紫、大中小といろいろな種類があり、気候などの変化をみて使い分けています。
 種球根は専用の畑で大事に育てます。5月には、葉が倒れるぐらいになり球根が肥大したら掘り上げて、それを束ねて作業場の風通しのいい場所の天井に吊るして保存します。
 「学校給食にも使ってもらっています。子どものときにひともじの味を覚えてくれたらいいですね」と農
家のご主人はうれしそうに話していました。
※名前の由来:昔、小さいねぎを葱(き)と一文字で表していたことから「ひともじ」と呼ばれるようになりました。

ひご野菜のこんだて


ひともじのぐるぐる

ひともじたっぷりの肥後スープ
【関連ホームページ】
2012年02月27日更新